昨日のが評判が良かったみたいなんで、今夜はがんばって見てみた。
今夜は、なぜ、海軍のA級戦犯は処刑されずに済んだかという話。
戦争中の軍令部という組織が
戦後は二復という組織に名前を変えて、
GHQが表向き禁じていた裁判対策を
必死かつ巧妙にやったためということらしい。
(陸軍は裁判対策やらなかったのか?という疑問が残るけど…
これは私が聞き逃したのか、単に陸軍があほだったのか、
弁護の基本方針は、天皇陛下の責任を追及されないように、
「責任を現地司令官程度にとどめること」、
「何処で責任の訴状を食い止めるか」ということだったそう。
上を守るために(天皇は結局ダシで、軍令部を守るため?)、
BC級の責任を問われている人には、
不利になるようなことも相当やったらしく、
責任を押しつけられて死んだ人は本当に気の毒だし、
真相を知った遺族の方の無念も想像を絶するけれど…
…しかしそれは…海軍でなくとも、日本人でなくとも、
今の戦争嫌いの日本人だって、
当事者なら、残念ながら、誰でもやるでしょう。
私の貧しい経験の中だって、
人間は自分の利益守るためなら、
まして、自分までを含んだ組織を守るためなら、
自分一個を守るよりも、後ろめたさを感じず、
何だってやるのは、見て知ってるわけで。
そんな小さな利益のためにそこまでやるか?
ってことすら、普通にやるわけだから、
まして命がかかってれば、そのくらいのことはやるでしょう。
昨日のは、海軍ってものに相当幻滅するような内容だったらしいけど、
今日の裁判対策という切り口からは、ある意味当然というか、
陸軍同様海軍も最低とか今更思えなかったですね。
(これまでも、陸軍より海軍のほうがマシとか思ってないけど。)
GHQの意向を陸軍よりも的確につかみ、事前に口裏を合わせ、
重要な証人を逃がし、A級戦犯の死刑を回避したのだって、
そりゃ、可能ならば、当然やるだろうし、
そのあげくになんとなく、悪いのは陸軍だけで、
海軍は陸軍に引きずられただけってイメージを定着させるまでやったのも、
たまたまそれが可能な条件が重なって出来ただけの話で。
「組織より一人一人の命が重い」って最後にNHKの人が言ってたけど、
組織より個が上みたいな理想主義は、
今までもこれからも実現されないだろうし。
この番組作った人が属してるNHKだって末端より上を守る体質だろうし、
第一、これを忸怩とせずに、言える人間は大人じゃないし。
せめて、個が組織より軽く扱われることが人目につかないように、
戦争を回避するってぐらいしかないでしょう。
普通の社会人なら普段から目にしたり、
運が悪けりゃ(良けりゃ?)実際やったりしてる
組織のためと称してやってる保身の行為が、
戦争では、他人の命を奪う結果につながりかねないだけですから。
あと、ちょっと気になったのは、
反省会で大島という人の思い出話ででてきた、
香港の南のほうにあるなんとか言う島で、
「戦争がそれほどひどくならない」昭和13年だかに、
海軍が飛行場を作り、その機密を守るために、
現地人を追い払うためにやったらしい、「残虐行為」を
NHKは現地で証人を捜したり証拠集めをしたものの、
結局何をやったのかはっきりせず、
陸軍の南京事件に相当する海軍のそれを立証できなかったようで、
なんだか気の毒であった。
これは、もう少しマシな証拠を「発見」できれば、
別に独立した番組になり、来年あたりは、
教科書に乗るようなメジャーな「歴史」に昇格し、
鳩山首相が謝罪することになるんだろうな~(^^;)


by izakamakura-ra
金額がせこすぎる…